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Googleアドセンスのディスプレイ広告とは?広告ごとの特徴やクリック率の違いなどを徹底解説

Googleアドセンス広告の種類やクリック率、広告ユニットをわかりやすく解説
気になる疑問

・Googleアドセンスに掲載される広告は?
・ディスプレイ広告って何?
・広告ごとの特徴は?

こんな疑問を解消します。

今回は、ブログを始める前や始めた後に知っておきたい、Googleアドセンス広告の基本をお伝えしていきます。

こんな方におすすめ

・ブログを始める予定
・アドセンス広告について知りたい
・広告ごとの特徴を知りたい



私は、本業でGoogle広告を出稿する側の人間として、約6年WEB広告運用の仕事をしています。

そんな私が、Googleアドセンス広告について広告運用プレイヤー視点で広告の特徴や広告ごとの成果の違いについて解説していきたいと思います。

Googleアドセンスの基本

まず、Googleアドセンスに合格した後に設定する広告ユニットやディスプレイ広告の基本をお伝えしていきます。

シェバ

まだ受かってないや(笑)

というあなたには、以下の記事でGoogleアドセンス広告に合格する為の対策をまとめていますので、是非読んでくださいね。

アドセンス申請前に事前に対策しておきたい7選はこちら

※初心者目線でわかりやすい様に丁寧に解説しています!

広告ユニットとは

Googleアドセンス広告を始める前に設定するのが、広告ユニットです。

広告ユニットを作成する事で、実際に広告を掲載する事が可能になります。

Googleアドセンス広告ユニットの種類


こちらの画面から広告ユニットを選択できます。

掲載開始までの手順は簡単。

広告ユニット画面から広告ユニットを設定し、簡単な設定をしたあとにタグというものが発行されます。

ワードプレスなどでこのタグを広告タブに設定することで、Google広告が掲載されるということです。


後述しますが、ディスプレイ広告を選んでおくといいでしょう。

ディスプレイ広告とは

Googleアドセンス広告で掲載される広告は、Google広告の中のディスプレイ広告に分類されます。

Google検索広告がGoogle検索エンジンに表示されるのに対して、Googleディスプレイ広告はGoogleと提携しているサイトの面に表示される画像広告を指します。

Googleアドセンス広告に合格するという事は、Googleディスプレイ広告を掲載する提携面としてGoogleから承認されるという事になります。

シェバ

広告ユニットのディプレイ広告、インフィード広告、記事内広告は全てGoogleディスプレイ広告の一種として考えていいよ!


広告ユニットのディスプレイ広告

先ほど「広告ユニットはディスプレイ広告でいい」と言いました。

これには大きな理由があります。

それは、広告ユニットのディスプレイ広告を選択しておけば、ほぼ全てのGoogleディスプレイ広告の掲載が可能な為です。

ディスプレイ広告で掲載できる広告

・テキスト広告
・バナー広告
・レスポンシブ広告
・リッチ広告



インフィード広告や記事内広告もやっておいた方がいい事は確かですが、そこまで大きな効果はディスプレイ広告ユニットほど見られないです。

そのため、今回はインフィード広告と記事内広告には触れませんのでご注意ください。



上の写真の広告ユニット作成時に選択する右上の写真サイズは、レスポンシブを選択しておきましょう。

レスポンシブとは、掲載面に合わせて自由に画像のサイズを最適化できる手法です。

これを固定にするとサイズの合う特定の配信面にしか出ませんのでご注意ください。

テキスト広告って無くなった?

シェバ

あれ、ネットで調べているとテキスト広告のユニットが出ている人いるけど、掲載できないの?

と、ブログを始めたばかりのあなたは不安になりますよね。

結論、テキスト広告はディスプレイ広告ユニットから掲載できます。


現在Google広告ではテキスト広告単体の出稿が停止となっており、テキスト広告を掲載したい場合はこのあと説明するレスポンシブ広告の一部として掲載できるんです。

テキスト広告が廃止されたのは2018年頃なので、それ以前からGoogleアドセンスを使用している人には表示されています。

Googleアドセンス広告の種類

では、Googleアドセンス広告の種類とその特徴を説明してきます。

ざっくりと4つに分ける事ができます。

アドセンス広告の種類

・テキスト広告
・バナー広告
・レスポンシブ広告
・リッチ広告



では、詳しく解説していきます。

テキスト広告

文字だけで訴求するのがテキスト広告です。

背景色や画像が付いていないテキストだけの広告です。

テキスト広告



見辛いですね(笑)

もう少し大きい広告がこちら。

テキスト広告



見てわかる通り、テキストだけの表示になっています。

ちなみにテキスト広告はクリック率が高いと言われていますが、確かに高いです。

ただ、注意したいのは、インプレッション数とクリック数の総数が圧倒的に低いので高い様に見えているだけです。

数値の例

テキスト広告:
インプレッション数10,000、クリック数200の場合、クリック率0.020%

バナー広告:
インプレッション数100,000、クリック数1,800の場合、クリック率0.018%

※クリック率はテキスト広告の方が高いけど、インプレッション数が圧倒的に低い。


バナー広告

画像で訴求するのがバナー広告です。

バナー広告



もう少し細かく見てみましょう。

バナー広告
シェバ

あれ、文字入っとるやないですか。


確かにその通りなのですが、写真や色を付けながらテキストでも訴求する広告はバナー広告として扱われます。


実は、バナー広告がGoogleディスプレイ広告で最もインプレッション数が多い広告と言われています。

あなたも誰かのサイトを見た時に表示される広告がバナー広告である事が多くないですか?

バナー広告は、次の項目で説明するレスポンシブ広告に押されているイメージがありますが、インプレッション数やその他の広告指標では圧倒的に高い成果を出しています。
※広告運用している私が言うので間違いありませんよ!

また、サイズごとにも大きな違いがあります。

サイズごとの数値はGoogleアドセンス広告の管理画面の「クリエイティブサイズ」から確認できます。

配信が出るサイズ順

以下の順でサイズごとのインプレッション数が違います。
主要配信サイズのみ記載しています。

300×250
336×280
120×600
320×50
300×600



先ほどのバナー広告例のサイズは300×250です。

このサイズは、ほぼ全ての面で掲載できるだけでなく、PCもスマホでも掲載できる有用なサイズでもあります。

運用側の視点で見ても効果の良いサイズです。

レスポンシブ広告

広告が出る配信枠に合わせて画像が自由に変わる、または人によって表示される画像とテキストが違う広告が表示されるのが、レスポンシブ広告です。

広告側の配信設定でテキストと画像を複数設定する事ができ、面や人に合わせて自動化されて表示される最強の広告です。

レスポンシブ広告



画像とタイトル、説明文、ロゴ、CTAボタンを設定するだけで、最適な広告がその人に出る様にGoogleの機械学習が判断しています。

上記のGoogle広告の例で言うと、私に配信されている広告は以下の最適化がかかっていると想定できます。

レスポンシブ広告例

Googleが以下の事を予測している。

画像:この人家族いそう
タイトル:ビジネスに興味ありそう
説明文:広告クレジット出せば出稿してくれそう



Google広告の精度が完璧と言われているのは、GoogleのAIが超優秀でしっかり最適化がかかっているからなんですよね。

ちなみにレスポンシブ広告はここ3年ぐらい前から掲載開始になった新しいフォーマットで、バナー広告で掲載できる面にも入り込んでくるので、バナー広告が押されつつあります。
※レスポンシブ広告を掲載すればバナー広告の配信面にも配信できる。


ブログのテーマを統一する事のメリットを、広告運用担当者目線で解説した人気記事がこちら
ブログのテーマを統一する3つのメリットとは?広告配信ロジック視点で解説

※知っておくと得をしますよ!

リッチ広告

画像が動いたりキラキラ光る様な広告がリッチ広告です。

リッチ広告



わかり辛いですが、この広告は動きがあり、それをキャプチャしたものになります。

名前の通り、通常の広告よりも質が良い様に見えるので、見られたりクリックされたりする回数が多いです。

私の様な広告運用をしている側からすると、リッチ広告はレスポンシブ広告扱いになるので、本当に良いのか、実はそこまでわからないんですよね。

色々な見え方をする広告なんで、ユーザーからすると興味を引く広告であると考えられます。

広告ごとの成果の違い

四つの広告の代表例を説明しましたが、クリック単価やクリック率に大きな差があるのも事実です。

インプレッション数の差もあるので、これを知っているとどの広告が一番表示されるのかを把握する事ができます。

インプレッション数

バナー広告が最も多い。続いてレスポンシブ広告、リッチ広告、テキスト広告の順。

クリック率

レスポンシブ広告が最も高い。続いてリッチ広告、バナー広告、テキスト広告の順。

クリック単価

バナー広告が最も高い。続いてテキスト広告、レスポンシブ広告、リッチ広告の順。



レスポンシブ広告のクリック単価が低いのは、クリック率が高く広告の品質が高いと判断されるためで、正しい挙動です。

広告は裏側で働いている広告品質の高いものが優先的に配信され、かつ品質の高い広告はクリック単価が安くなります。


私の本業側の目線だとクリック単価が低いから予算内でより多くのクリックを生み出しやすいからいい。

副業の目線ではアドセンス広告命なので、クリック単価の低いレスポンシブ広告は掲載して欲しくない。

というジレンマがあります(笑)

また、バナー広告はクリック率が低いですが、インプレッション数総量が多いのとクリック単価が高い傾向にあるので、収益は発生しやすいです。

特に300×250サイズはインプレッション数もクリック数も多いので、その先のコンバージョン数が多いのも確かです。

このあたりの広告の運用コントロールをしているのが私の本業である広告運用の仕事になります。

アドセンス広告のまとめ

如何でしたか?

ブログ初心者にアドセンス広告の基本をお伝えしました。

これを知っておくと他のブロガーよりも差が付くこと間違いないので、是非覚えてくださいね!


ではまた!

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都内の会社勤務の30代会社員です! 本業はWEBマーケターをしています。 海外旅行、ビーチリゾートがとにかく好きで年に一回は海外旅行に行くほど愛してやまない(笑) 海外旅行に行くためにお金を貯めたり年収を上げたりすることに生き甲斐を感じます。 そこから転じて、自己研鑽やビジネスマインド、ライフハック系に興味があり、今まで経験した事を中心に記事を書いています。 ビーチリゾート特化のブログ「Beach Gadget」も運営していますので、是非こちらも見てください! https://shev-resortblog.com/